再婚と民事信託

  • 2018.09.24
  • コラム

再婚と民事信託

2018.09.24

先般目にした『あくなき幸せの追求?「3回結婚」の時代がやってきた!』という記事の中で下記の指摘がありました。
 
『ネックになるのはやはり、遺産相続だ。相続権は前の夫や妻との間にできた子供に当然ある。離婚や相続などの問題に詳しい、比留田薫弁護士は、子供が未成年の場合には養育費の問題があるが、子供が独立している場合は、複数回の再婚では、やはり相続が一番大きな問題になってくるという。「財産分与は、結婚している間に築いた財産に関するもので、その時期によって分けられるものですから、揉めることはほとんどありません。相続の場合、子供たちと新しいパートナーの相続分が2分の1ずつになりますからね。以前のパートナーは他人になりますが、子供への相続分が複数回の結婚によって複雑なものになります」
 
普段、離婚の相談はあっても再婚の相談はないので、あまり考えたことはなかったのですが、再婚準備のための民事信託!というカテゴリーもあるのかもしれません。
たしかに、再婚によって相続分が半分になる子にとって、親の再婚は自身の問題にほかならないといえるでしょう。
 
民事信託でも、後妻の遺留分を避けることはできませんが、民事信託の帰属権利者として、子が取得する信託財産(あるいは受益権)が明確に示されていれば、子供たちにとっても親の再婚を認め易いのではないでしょうか?すくなくとも、全財産を後妻に相続させるという遺言を残されるよりはましですから、子が民事信託を拒絶する可能性は低いものと思います。
 
お知り合いから再婚の相談を受ける機会がありましたらアドバイスの一助にしていただければ幸いです。

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